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2013年2月27日水曜日

【人獣共通感染症】群馬県営浄水場の「浄化した水から」下痢や腹痛を引き起こす原虫を検出! 


☆群馬県営浄水場で下痢や腹痛を引き起こす原虫検出 (産経新聞)

http://sankei.jp.msn.com/life/news/130227/trd13022700300000-n1.htm

http://www.peeep.us/881ebf44

群馬県は26日、群馬県榛東村の県営浄水場の浄化した水から、哺乳動物の小腸に寄生し、下痢や腹痛を引き起こす原虫「ジアルジア」を検出したと発表した。



☆ジアルジア症

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%82%B8%E3%82%A2%E7%97%87

ジアルジア症(英: giardiasis)とは鞭毛虫であるランブル鞭毛虫(Giardia lamblia)を原因とする寄生虫病で人獣共通感染症。ランブル鞭毛虫はヒトを含む多くの動物の消化管で増殖する。ヒトでの一般的な症状は下痢性胃腸炎である。

(略)

感染様式は糞口経路で、主な感染経路は感染患者や汚染された飲食物である。ヒト-ヒトの接触や食品を介した小規模な集団感染と、飲料水を介した大規模な集団感染が知られている。浄水場における通常の浄水処理で完全に除去することは困難で、塩素消毒にも抵抗性を示す。

主な臨床症状は非血性で水様 または泥状便の下痢、衰弱感、体重減少、腹痛、悪心や脂肪便などで、発熱は少ない。有症症例では下痢が必発で、排便回数は1日数回から20回以上と患者により様々。

感染者の多くは無症状で、便中に持続的に嚢子(ジアルジア症の病原体)を排出しており、感染源として重要視される。



☆ランブル鞭毛虫

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%96%E3%83%AB%E9%9E%AD%E6%AF%9B%E8%99%AB

ジアルジア症はひどい下痢と腹部の痙攣を特徴とする胃腸炎である。鼓腸、膨満、疲労、吐き気、嘔吐、体重減少などを伴うが、患者によっては吐き気や嘔吐が主症状となることもある。

病原体を摂取したあと、7日から10日程度の潜伏期間を経て症状が出る。これは2~4週間でおさまるが、乳糖不耐症の場合には6ヶ月続くこともある。程度は様々で、無症状キャリアも多い。

自然治癒するが、免疫不全の場合には慢性化し胆嚢・胆管炎を併発することが多い。

日本では感染症法施行規則により五類感染症(全数把握疾患)に指定されており、診断した医師には届け出が義務づけられている。

(略)

ランブル鞭毛虫は食品や水に含まれるシストを摂取することにより感染する。感染源としては生水、生野菜、生ジュースなどが主であり、一見きれいにみえる渓流の水などが危険である。キャンプをしたり、川やビーバーダムのようなところで泳いだりすると感染することがあり、それゆえジアルジア症には「ビーバー熱」という俗称がある。また人間や動物の糞便から感染することもある。キャンプ場、デイケアセンターなどで感染するほか、飲料水由来の蔓延がおきたり、感染した家族からうつることもある。生食や、井戸や水道水、食器などが汚染されたことが原因になることもある。感染しても症状が出るとは限らないが、無症候性キャリアとなる場合がある。

また性的接触による感染も知られている。



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