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2014年3月24日月曜日

〔労働問題〕ネットの普及により日本史上ひさしぶりの「逃散ブーム」が発生しそうな雰囲気

三宅雪子(戦国武将なみの豪胆な人物)
https://twitter.com/miyake_yukiko35/status/447748281301360640
今回の牛丼店の事例は、飲食店などの経営者にとっては、かなり衝撃的だったのではないか。無茶をしても、辞めやしないだろうと高を括ってのヘビーローテーション。結果、バイトの反乱が起き、ネットという媒体を介した負の連鎖によって、あっと言う間に大量退職、多くの休店へ繋がってしまった。


三宅雪子(戦国武将なみの豪胆な人物)
https://twitter.com/miyake_yukiko35/status/447750708058525697
今回、働く側は、抵抗する手段を学んだ。一人の力は小さくても、団結すればその力は大きい。相手がバイトであっても、経営側が信頼を損ねるようなやり方、人を人とも思わぬ過酷な勤務を押しつけていれば、こういう結果になってしまうのだ。そして、好きな時に辞められるのがバイトである。



☆牛丼「すき家」店舗が次々と『人手不足閉店』 新メニュー「鍋定食」に従業員が憤慨? ネットに「やってられん!」の声
(J-CASTニュース)

http://www.j-cast.com/2014/03/20199811.html?p=all

牛丼チェーン大手「すき家」の店舗が次々と閉店している、などとネットで騒ぎになっている。ツイッターや掲示板には閉店情報と閉店した店舗の写真がアップされていて、店の入り口には「従業員不足に伴い、一時的に閉店させていただきます」などといった張り紙が出ている。

どうやら従業員が2014年2月下旬以降に大量に辞めたことが原因のようで、掲示板「2ちゃんねる」のすき家クルー(従業員)専用スレには従業員と思われる人たちの「みんな辞めるなら俺も辞めたい」「まじで同時退職しようぜ」といった呼びかけが出ていた。



☆どんどんアルバイトが辞めていくブラック企業
(simatyan2のブログ)

http://www.asyura2.com/14/hasan86/msg/501.html

10秒で出せる牛丼に比べ、メニューを提供するのに時間と手間がかかりすぎ、厨房が回らなくなったんですね。
深夜は1人で全部しなければならないし、ドライブスルーの客も入ってきて忙しさは半端じゃないそうです。
休憩室で寝て、そのまま出勤っていうのを繰り返してるバイトまでいるそうですね。
しかし時間給は安いままなのです。
社員も店長もいない店で、バイトで強盗のリスクも背負い、掃除も兼務、人数も3人分1人で立ち回ると考えると凄いですね。

(略)

改装工事には50億円もかけるのに人件費にはかけられないのです。
人をなんだと思ってるんでしょうか?
この調子だとまだまだ退職者が続出しそうで、このネットで呼びかけて一斉に辞めるという新しい動きも増えそうですね。

              ↓

01. 2014年3月23日 20:42:48 : QBrYpzDGwo

従業員が団結するような組織があればこの時点で改善のための交渉を行うなど、労使双方にとっての最善策というものが見つけられ、互いの傷が深くならぬような手立てが出来ると思うが、いかんせん、連合では末端の声が反映されるようなシステムではなく、かといって企業側に最善の提案といえば出来る限りの搾取の薦めしかないような無策である。巷にはこうしたブラック企業の長時間拘束に耐えられずに辞める者と、逆に100社受けても受からない失業者とが混在し、労働時間のシェアというものが全く出来ていないのは政策の問題なのだろう。

嫌なら辞める、これは企業にとっても痛手である。使い捨て労働者だからといって必ずしも雇用主側に得になるということではない。明日食べる物にも困る若者にとっては嫌なら辞める、という選択肢すらなく、それがブラック化した企業を作りだす元になるのだが、登校拒否ではないが「嫌なら行かない」というのも一つの働く側の企業への抵抗手段ということにもなるのだろうか。

そう言えば、以前に短期被雇用者に代わって労働基準監督局に相談した際実情を話したら「そういう灰色の企業には応募しないことですよ」と担当者に言われたが、言うは簡単だが買い手市場でそれも叶わなくなった。灰色がいつしかブラックに変わり、「直ぐに辞める」ことが唯一労働者の心身を守る手段だとは。事態は悪化するばかりだと痛感する。
   


☆逃散

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%80%83%E6%95%A3#.E6.B1.9F.E6.88.B8.E6.99.82.E4.BB.A3.E4.BB.A5.E5.89.8D

村の住民(百姓など)が集団で荘園から退去して一時的に他の土地へ逃げ込み、領主に対して年貢軽減や代官の罷免などを求めるようになる。彼らは一味神水などの儀式を行うことで団結を図り、不当な課税や検断に対して抵抗した。要求が受け入れられた場合には帰住し、百姓申状の提出や起請文の作成、争いの対象になっていない年貢の皆済など所定の手続きを経ていれば合法的な抵抗手段として認められていた。

律令制の土地支配が解体し、荘園制度が行われるようになった平安時代からこうした現象がみられたが、他にも留守宅に妻子を残したり、逃散と称して実際には家に閉じこもって領主側の命令を拒絶するという抵抗方法もみられた。東大寺の荘園であった伊賀国の黒田荘・玉瀧荘の記録には、「篠を引く」「柴を引く」という表現で登場する。これは逃散時に依代として用いられていた篠や柴を家や田畑に掲げたり、囲い込むことによって領主側の立入や侵害行為を防止する意図があった。

御成敗式目42条には、所定の年貢を皆済して逃散した場合、領主側が「逃毀」を主張して妻子や家・田畑を差し押さえることを禁じている(ただし、異説もある)。

南北朝時代から増加し「山林に交わる」「山野に入る」などと記録されるようになり、戦国時代には、戦乱に伴って山賊や海賊などの被害が多く、また重い年貢を課されたため逃げ出すものが多く、領主たちにはこのような領民が出ないようにする統治能力も求められていた。

1488年に加賀において守護の富樫政親を追放し、門徒領国を形成した加賀一向一揆は、領主と戦った例として知られる。

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