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2016年9月13日火曜日

【国会議事録】蓮舫大臣(当時)の「黒い交際」疑惑に関する国会質問

第179回国会 予算委員会 第3号

平成二十三年十一月十五日(火曜日)

http://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/sangiin/179/0014/17911150014003a.html



○西田昌司君 それじゃ、早速質問します。
 蓮舫大臣にお伺いします。質問通告しましたが、蓮舫大臣の不適切な交際について、その疑惑があるという報道がここ数週間いろんな週刊誌に出ていますね。このことについて簡潔に御説明いただきたい。事実なのかどうか。


○国務大臣(蓮舫君) 一部週刊誌で報道されている方は、実際に私も面識がございます。ただ、それ以上のことは特段私は把握はしておりません。


○西田昌司君 まあN氏としておきましょう、N氏のことですね、蓮舫大臣。


○国務大臣(蓮舫君) はい。


○西田昌司君 そうですね。
 面識はあるとおっしゃっているんですが、ここに書いてあるところを見ますと、九月二十一日、ちょうどあの台風十五号が来ました。首都圏を襲って帰宅待機者まで出たあのときに、蓮舫大臣は麻布十番のお店でその方と一緒に何か祝杯を上げていたという報道がありますが、事実じゃないですか。


○国務大臣(蓮舫君) 御指摘の日に同僚議員と会社の関係者と会食はしました。別に祝杯ではございません。


○西田昌司君 いやいや、その人と一緒に行っていないのかと聞いているんですよ。


○国務大臣(蓮舫君) 同席しておりました。


○西田昌司君 同席していたんでしょう。ですから、面識はあるけれどもそれ以上の関係じゃないじゃなくて、その人と一緒に飲食をしていたんですね。


○国務大臣(蓮舫君) はい、そのとおりです。


○西田昌司君 それともう一つ聞きますが、蓮舫大臣、二〇一〇年の八月ですね、その方と一緒にねぶたに行かれましたですか、大湊に。


○国務大臣(蓮舫君) はい、そのとおりです。


○西田昌司君 そのときは、それでどういうグループと行かれたんですか、具体的におっしゃってください。その方と、Nさんとどういう形の方が行かれたんですか。


○国務大臣(蓮舫君) 同僚議員もおりましたし、その会社の関係の方と、その方と交友関係がある方、団体で参加をしました。


○西田昌司君 そのときに、もちろんこれ、大臣になっておられましたから、SPの方も一緒に行かれたんですね。


○国務大臣(蓮舫君) はい。


○西田昌司君 その同僚議員、この方は誰に紹介されたんですか、大体、そもそも。どなたに紹介されて、そういう親しいお付き合いをされているんですか。


○国務大臣(蓮舫君) 同じ党の衆議院議員です。


○西田昌司君 どなたということを具体的に教えてください。


○国務大臣(蓮舫君) ごめんなさい、質問の趣旨をもうちょっと教えていただけますでしょうか。


○西田昌司君 どなたと聞いているでしょう。

○国務大臣(蓮舫君) 手塚仁雄衆議院議員です。


○西田昌司君 手塚仁雄、今、総理補佐官ですね。
 なぜ私がこのことを言っているかといいますと、今、蓮舫大臣は、手塚仁雄、今補佐官ですが、衆議院議員に御紹介になって、Nさんという方とこの台風の夜も一緒に飲食をし、本当でしたら、大臣の担当はいわゆる防災担当でなかったかもしれないけれども、都民がみんな一番家に帰るのも困っているようなときにこの祝杯、飲食しているの、どうかなと思うんですが、私が問題にしている理由は、このNさんという方が実は二〇〇五年に脱税で逮捕された。しかも、脱税の捜査中に、そのガサ入れですね、いわゆる、入ったら愛人宅でシャブを打っていたと、覚醒剤の現行犯で逮捕された人物なんですよ。そのことを蓮舫大臣、御存じですね。


○国務大臣(蓮舫君) その事実自体、私は存じませんでした。ただ、週刊誌の取材をいただいて、それで確認をしてその事実を知りました。


○西田昌司君 また、事実を知りましたと言いましたけど、いつ知ったんですか、いつ知ったんですか、じゃ。


○国務大臣(蓮舫君) 今年、週刊誌の取材が来たときです。


○西田昌司君 その報道を聞かれまして、事実を確認されて、どうお思いになりました。そういう方とお付き合いをしていたの、良かったとお思いですか。どうなんですか。


○国務大臣(蓮舫君) いや、過去に逮捕歴があったということですから、また内容が内容ですから、知らなかったことは私の不注意だし、それを反省をしましたし、それ以降、お付き合いは控えています。


○西田昌司君 蓮舫大臣、お付き合い控えているとおっしゃっているんですけれども、私は、これと違う事件、いわゆるメディアトゥウェンティワングループですね、そこの関連する方からあなたはたくさんの、名刺交換しただけで何百万円とパーティー券を購入された。その方が何をしていたかというと、脱税と覚醒剤ですよ。同じなんですよ。あなた、その話を聞いて、えっとびっくりして、返金しました、もうお付き合いしませんと言いましたけれども、この方とはなぜお付き合いしているんです。


○国務大臣(蓮舫君) 済みません。前段の部分は確かに不適切だと思いましたので、もう全て返還をしております。今回のことも、申し訳ございません、本当に知らなかったというのは私の反省するべきところだと思っています。


○西田昌司君 そういうことはあり得ないんですね。この方は物すごく大きな商売をされておられました。風雲児でした。知らない人は知らないし、あなたの選挙の直後にこの方はそうして逮捕されているんですよ。そのことを知らないということ自体あり得ないですが、私申し上げたいのは、なぜ、蓮舫大臣、あなたの周りにはそういう方がたくさん出てこられるんですか。


○国務大臣(蓮舫君) 済みません。虚心坦懐に反省するものは反省をしますが、たくさんという、複数というのはちょっと分かりかねます。


○西田昌司君 普通、なかなかこういうような犯罪、覚醒剤と脱税で捕まった方と複数回にわたって付き合い、そして、その方と今も、今のこの台風の夜も一緒に食事をしている。あり得ますか。普通の人ではない感覚です。それを反省することは反省しますがねと言っていますが、何を反省しているんですか、一体。あなたの反省って一体何なんですか。口で言っているだけじゃないですか。何を反省しているの。


○国務大臣(蓮舫君) いや、済みません。本当に私の交友関係の中で、自分の中でお付き合いする人たちが過去どういうお立場があったのか、そういうことを知らなかった、報道等で知ることについては軽率だと思って反省をしています。


○西田昌司君 ついでに言っておきます、余りこの問題ばかりやっても意味ないんでね。(資料提示)蓮舫大臣、これ覚えておられるでしょう。ヴォーグですね。ここに、問題になりました蓮舫大臣が大臣になってからのこういう国会での写真、あるんですね。私はそのとき写真しか見ていなかった。今回、ここに記事が書いてあるんですよ。この記事見て初めて分かったんですよ。この記事の中に、要するに、その今言っているNさんと一緒に御家族連れてねぶたを見に行っていますと堂々と書いているんですよ、ここに。

 私はそれであきれたのは、こういう方とのお付き合いを、まあそこにはその名前出ていませんよ、出ていませんが、要するに普通はばかりますよ。それ、どういう神経なんですか。だから、全然悪いとも何とも思っていないんでしょう。だから、これから反省するもくそも、反省する余地がないんですよ。そうじゃないですか。


○国務大臣(蓮舫君) そこの記事のみならず、伝統あるねぶたというお祭りに行って感じたことを率直に言うのは、これはまた別だと思うんですが、ただ、その方が今御指摘したような過去があったというのは、これはやっぱりお付き合いというのは控えさせていただきますし、反省をするという、それ以上のものではない。


○西田昌司君 それで、蓮舫さんは反省すると言っておられるんですけど、野田総理、あなたの補佐官の手塚さんはこの方と今も非常に親しいお付き合いで、一千万近い献金をされています。御存じですか。


○内閣総理大臣(野田佳彦君) 先ほどのお話を聞いていて、例えば蓮舫さんが御家族も含めてねぶたに行ったということは、まさに過去の履歴を知らなかったからだろうというふうに思うんです。
 手塚氏がどれぐらい献金をもらっているかについては、ちょっと私は知りません。


○西田昌司君 だから、蓮舫大臣は少なくとも今この場で、お付き合いを控える、やめると、こういう意味でしょう。あなたの補佐官は今現在お付き合いされているんです。献金ももらっている事実がある。もしそうなら、それをやめろと言うのか、どうするんですかということを聞いているんですよ、あなたが任命者として。


○内閣総理大臣(野田佳彦君) 献金を今もらっているかどうかって、これは分かりません、過去にはもらっていたかもしれませんけれども。今お付き合いしているかどうかというのは、これは分かりません。確認しなければいけないと思いますが、基本的には本人が説明する問題だと思います。


○西田昌司君 ちょっと今、国民の皆さん、今ちょっと笑ってしまう話なんですね。だから、調べるんですか。調べて事実なら、あなたは任命責任者としてどうするんですかということを聞いているんですよ。本人が説明するべきことです、何言っているんですか。あなたの任命者としての責任を問うている。

 蓮舫大臣は自らお付き合いはやりませんと言っているんですよ。それが、じゃやり過ぎという意味ですか、野田総理。意味が分からない、あなたの答弁は。



○内閣総理大臣(野田佳彦君) それぞれ、政治家それぞれがお付き合いの仕方は判断すべきだというふうに思います。

○西田昌司君 じゃ、あなたは今言っているそういう方とお付き合いしてもいいんですね。


○内閣総理大臣(野田佳彦君) 基本的には、大臣も政務三役も私が基本的に任命をしていますけれども、それぞれに対する御批判とか、どういう形が何が起こったということは御本人が説明をするものであるということであります。


○西田昌司君 いいのか悪いのか聞いているんですよ。何を言っているんですか。あなた、何を他人事みたいに言っているんですか。


○内閣総理大臣(野田佳彦君) 基本的には御本人が判断すべきものだというふうに思います。


○西田昌司君 調べるのか、調べないのか。


○内閣総理大臣(野田佳彦君) 本人が説明責任を果たせばいいと思いますので、私自身が調べるということはありません。


○西田昌司君 あなたは調べないと言ったんですよ。じゃ、蓮舫大臣にお付き合いしてもよろしいって言いなさいよ。


○内閣総理大臣(野田佳彦君) それは蓮舫大臣が御判断をすることであります。


○西田昌司君 今日のこの話は入口の話ですから、これ以上はやめます。やめますが、国民の皆さん、見てください。これだけの問題をやって、今総理は何とおっしゃったか、調べることもしない、そしてそれは本人の判断。すごいね。あなたは、本当にモラルという文字があなたにはないということがよく分かりました。そして、元々民主党にはないんです。

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